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育休後に会社に戻らなかった理由…4位「ホカツ失敗」を超えた1位は?

皆さんは、出産しても今の職場で働き続けたいと考えていますか? 妊娠して、重いお腹を抱え、不安定な体調と付き合いながら仕事を続け、産休・育休を取得したのにも関わらず、職場復帰を断念してしまう女性や、復帰後まもなく退職の道を選ぶ女性は少なくありません。

そこには「保育園が見つからなった」という理由だけでなく、複雑なママの心境が隠れているようです。ゲンナイ製薬が発表した「産休・育休に関する実態調査」によってその理由が明らかになりました。

 

■妊娠期を乗り越えて産休に…「必ず戻ってきます」と言ったのに退職を選ぶ理由

ゲンナイ製薬が、「復職したが、1年未満で退職した」または「復職できなかった」と回答した、職場復帰を断念した女性(155名)に、その理由を聞いたところ、上位5つの理由は以下の通りとなりました。

1位・・・「子どもと一緒にいる時間をもっと作りたくなったから」(23.2%)

2位・・・「職場の人に迷惑をかける・かけそうで不安だったから」(19.4%)

3位・・・「周囲に育児の面で頼れる人(親など)がみつからなかったから」(14.8%)

4位・・・「子どもを預ける保育園が見つからなかったから」(12.9%)

同4位・・「配偶者の仕事の都合が変わったから(転勤、多忙など)」(12.9%)

調査によれば、育児休暇の平均月数は、12.2ヶ月。

子どものお誕生日が近づくころ、毎日一緒にいるママの姿が見えないだけで、大泣きをする“後追い”が始まります。

残業が発生したら保育園に頭をさげ、子どもが熱を出したら職場に頭をさげ、実家や苦手な義実家を巻き込んで、そして夫を“ほめて”その気にさせて協力的にさせて……。

そんなことを想像しながら、“後追い”する子どもの泣き顔に後ろ髪ひかれ、育児休暇中に労働への意欲が少しずつ失せていってしまうパターンも少なくないのかもしれません。

先輩のワーキングマザーからは「最初は“綱渡り”だけど、なんとかなる」と言うアドバイスも聞かれたりするのでしょうが、子どもを抱え、綱を渡り始めるためには、かなりの気概とバランス感覚を要するのかもしれません。

 

■どんな職場なら、復職の決心がつく?

「復帰後、子どもの風邪や用事で休みがちになって、いろんな人に迷惑をかけないか心配」

「夫は激務だし、自分が職場復帰しても、家事と育児を全て1人で背負わなければならない状況に大きなプレッシャーで踏みつぶされそう」

ゲンナイ製薬の調査からは、ママ達のこんな声が聞こえてきそうです。ママ達が復職を決心できる職場にはどんな特徴があるのでしょうか?

ゲンナイ製薬が、1,000名の女性に、産休・育休取得の促進や、復帰後の活躍のサポートのために、各企業・団体にしてほしいと思うことを聞いたところ、多かった意見は、以下の通りでした。

1位・・・「急用時(子どもの急病など)のフォロー体制の確立」(58.1%)

2位・・・「上司の理解の促進」(48.8%)

3位・・・「労働時間の調整」(47.6%)

4位・・・「同僚の受け入れムード作り」(40.6%)

職場にいろいろ求めすぎると「権利を主張しすぎ」と言われるし、家事と育児に追われながら必死の形相で働いていたら、みんな子どもを産みたがらなくなる。

でも、会社の雰囲気を変えるのは一朝一夕ではムリ……。

出産経験者の割合が少ない組織の中で、ママの立ち回り方は、とても難しいものなのかもしれません。

 

以上、育児休暇からの復帰をママが断念する理由についてお届けしましたが、いかがでしょうか?

調査では、育児復帰してよかったこととして「給与を得て、家計を支えられる」という意見が75.9%と、最も多く見られました。

「残酷なわかれ道…!“出産を機に仕事を辞めた”が示す本当の意味とその後」でお届けしたように、“出産を機に退職”は、人生の岐路となることがあります。

どんな環境で子どもを育てていきたいか、どんな働き方をしたいか、パートナーを巻き込んで話し合った上で、ベストな選択をしたいものです。