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なんと「病気対策」だった!? たったひとりを愛するようになった理由

わたしたちは浮気は厳禁だと考えます。実際、不倫をした芸能人はものすごく批判されていますよね。ですが、どうして一夫一妻なのでしょうか? 実はその理由が学術誌『Nature Communications』に発表されました。なんとそれは“病気対策”だというのです。いったい、どういう事なのでしょうか。くわしく紹介します。

エッチと病気の関係

研究をおこなったのは、カナダ・ウォータールー大学のChris Bauch氏ら。その内容は、先史時代に狩猟採集で生活をしていた人たちの人口の変化と性感染症をシュミレーションするというものです。

研究の結果、狩猟採集で生活をしていたころの人たちは、30人ほどの小集団で生活していました。そのなかでは、性感染症は流行せず、また流行してもその期間は短い傾向だったことがわかったんです。

ですが、農耕生活をおこなうようになると、多くのひとたちが集団生活をはじめます。その結果、性感染症が広まった可能性があるというんです。

狩猟採集生活だと、人は食料を求めて移動します。そのため、病気が流行っても、同じ場所にとどまらないため集団感染が防げるというわけ。仮に感染しても、少人数の集団なので、大きな流行にはなりません。

ですが、農耕生活のように1カ所にたくさんのひとがいたら……。ちょうど、満員電車のなかでインフルエンザが広がるのと同じように、性感染症が流行することになるんです。

 

性感染症を防ぐために

つまり、ひとが集団生活をはじめた結果、性感染症を引き起こす細菌の蔓延を抑えるために、不特定多数の相手とエッチすることをやめ、同じ相手とだけ関係をもつようになったというんです。

たしかに、不特定多数の相手とエッチをしていたら病気のリスクが高くなるのは事実。特定のひととしかエッチをしなくなれば、病気になるリスクは抑えられます。

それが結果的に、一夫多妻や多夫一妻をやめ、一夫一妻の関係になるきっかけになったのだとか。

もちろん、これが決定的な理由ではありませんが、なんだか「性感染症が理由で」っていわれてしまうと、真実の愛とか運命の出会いってなんなんだろう……とか、考えちゃいますよね。

 

浮気とは、一般的にはパートナーのいるひとが他のひとと性的な関係をもつことを意味しますが、倫理的な理由だけではなく、性感染症予防という意味でも、このひとと決めたら最後、他のひととエッチはしちゃいけないんですね。

 

 

【参考】

Chris Bauchら(2016)「Disease dynamics and costly punishment can foster socially imposed monogamy」(Nature Communications)