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加熱しても食中毒に…!? 意外と知らない「鍋料理」の落とし穴

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寒さが厳しくなり冷え込んでくると、夕飯のメニューに鍋料理が登場する家庭も多いハズ。

鍋と聞くと週末の家族の団らん料理と考えがちですが、時短料理でもあります。

具材をどんどんお鍋に入れて、煮るだけとカンタンなのに、それ一つで立派なお夕飯ができあがるので、忙しいママやワーママのお助けメニューと言えます。

でも、一点だけ気を付けたいことがあります。

夏だけ、と思いがちな食中毒、実は冬の鍋料理にも危険が潜んでいるのです。

そこで、今回は鍋料理と食中毒の関係についてご紹介したいと思います。

[nextpage title=”実は結構見逃されている?家庭で発生する食中毒”]

実は結構多い?家庭で発生する食中毒

厚生労働省の『原因施設別食中毒発生状況』(平成27年調べ)によると、飲食店が61.7%発生、家庭での食中毒の発生件数は全体の1割程度となっています。

ですが、家庭での食中毒は、症状が軽かったり、家族のうち全員には症状が出なかったりする場合もあるため、たとえ誰かが「ちょっとお腹が緩いな」となっても、食中毒と思う人はあまりいませんね。

厚生労働省でも、家庭での食中毒は実際にはもっと多く発生していると推測しています。
家族の健康を気を付けているはずなのに、気づかないうちに食中毒になっている、なんて嫌ですよね。

 

食中毒は加熱しても起こる

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熱に強い菌“ウェルシュ菌”というのをご存じでしょうか?

人や動物の腸管や土壌などに広く生息する細菌で、カレーや野菜の煮付けなど煮込み料理が原因となることが多いです。

症状としては、食後6~18時間で発症、主に下痢と腹痛になります。

鍋料理も野菜類をたくさん入れるので、このウェルシュ菌のことは頭においておきたいですね。

ウェルシュ菌は、15~50℃ぐらいのときに増えるので、気を付けるポイントは、

・加熱調理した食品の冷却は速やかに
・室温で長時間放置しない
・早めに食べる

この3つを心がけることが大事です。

[nextpage title=”暖房の効いた部屋は要注意!雑菌が増える温度って知ってる?”]

雑菌が増える温度は?

気温の低い冬ですし、鍋物はついつい常温で置いておきがち。雑菌は、10~40℃の間で増殖しますが、とくに35℃あたりがもっとも増えます

食事のとき、それぞれが使ったお箸でつついたりしても雑菌が入りますし、鍋やおたまに雑菌がついていることもあります。

鍋を置いていたお部屋が暖かかったりすると、あっという間に菌は増えてしまいます。

大体の菌は、しっかり加熱することで死滅するので、保存する前と食べる前には、十分な加熱をすることが大切です。

 

気を付けたい食べ物

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食材そのものに気を付けたいものもあります。ノロウィルスを持っている可能性が考えられる牡蠣やあさり、ハマグリといった二枚貝。

鍋料理に牡蠣を入れることもあると思いますが、ノロウィルスは中心温度が85度以上になった状態から90秒以上加熱することが必要とされています。

鍋料理の具材などで使うときは、ママがしっかり加熱時間を気を付けてあげてくださいね。

また、お豆腐を鍋料理に入れると傷みが早くなります。
作りすぎたときは、早めに食べる、十分加熱、を心掛けましょう。

 

まだまだこれからが冬本番!

寒さ厳しくなり、鍋料理も食卓に登場することも多くなることと思いますが、食中毒に気を付けて、ぜひ家族団欒のひとときを楽しんでくださいね。

 

【参考・画像】

※ 食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント- 厚生労働省 政府広報オンライン

※ ノロウィルスに関するQ&A – 厚生労働省

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