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おむつが原因に!? 赤ちゃんに起こりやすい「カンジタ症」とは

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皆さんは、“カンジタ症”をご存知でしょうか?

赤ちゃんに起こるカンジタ症はよくおむつかぶれと間違われます。

筆者が働いていた皮膚科でも、おむつかぶれだと思って受診をしたら、カンジダ症で驚いたというママが多くいました。

今回は“カンジダ症とはどんな病気なのか”、“おむつかぶれと何が違うのか”を、元皮膚科看護師の視点からお伝えします。

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カンジダ症とは?

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赤ちゃんに起こるカンジダ症は、別名“乳児寄生菌性紅斑”と言います。

赤ちゃんの肌は薄く、免疫も弱いのが特徴です。

そのため、皮膚がずっと湿っていたり荒れた状態が続くと皮膚や粘膜、特に消化管や外陰部に存在するカンジダ菌が増殖し、カンジダ症となってしまうのです。

赤ちゃんは、おむつをしているため、カンジダにとって増殖しやすい環境となってしまい、外陰部にカンジダができやすいのです。

 

カンジダ症の症状は?

カンジダ症になると、その部分の皮膚が赤くなったり、皮膚が膜状にめくれたり、赤い細かい斑点がたくさんみられることもあります。

時々ですが、膿をもった小さく黄色い膿疱(のうほう)が混じっていることもあります。

 

「これってカンジダ症…?」と思ったら

「これってカンジダ症?」と思う症状が見られたら、皮膚科を受診し診断を受けましょう。

診断では、皮膚をこすって皮膚の細胞をとり、顕微鏡検査または培養による検査で菌がいるかどうかを確かめて確定診断をします。
[nextpage title=”そっくり!? 「おむつかぶれ」との違いは”]

おむつかぶれとカンジダ症の違いは?

ここで気になるのが、おむつかぶれとカンジダ症の違いは何なのかということです。

おむつかぶれの場合は陰部、特におむつが当たる部分がまず赤くなります。

進行すると赤い小さなぶつぶつが見られ、さらに悪化すると皮膚が剥けることがあります。

 

カンジダ症ではまず、おむつかぶれに対して使用している薬では治りません。

また、赤くなっている部分に加えて、斑点状の細かい赤みがでてきます。皮膚も膜状に剥がれます。

 

おむつかぶれとカンジダ症を見極めるポイントは、下記の3つです。

(1)おむつかぶれの治療をしていても治らない

(2)股の付け根のしわの中など皮膚のしわで隠れる部分にも赤みがある

(3)赤い斑点が出てきた

特に(2)は、おむつかぶれではあまりないとされているため、カンジダ症との見極める重要なポイントとされています。

 

カンジダ症の予防法はある?

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カンジダ症はどのようにして予防していけば良いのでしょうか。

カンジダ症は発汗や蒸れ、便の汚染によってカンジダ菌が増殖して感染します。

そのため、皮膚の清潔を保つことが1番の予防となります。

おむつはこまめに交換してあげるようにしましょう。

 

また、可能であればおむつ交換の度に陰部をぬるま湯できれいに洗ってあげましょう。

お尻が洗えないという時は、お尻拭きを使われる方も多いかと思いますが、お尻拭きに含まれる薬品で皮膚がかぶれてしまうということもあるため、ノンアルコールのものを選ぶか、ぬるま湯でしぼったタオルでゴシゴシとこすらず優しくふき取ってあげるようにすると良いでしょう。

 

赤ちゃんのカンジダ症はいつものおむつ交換時のケアで防ぐことが可能です。

日頃のケアは、念入りにしてあげてくださいね。

 

【参考・画像】

※ 真菌症について – 青森県庁 保健衛生課

※ 皮膚カンジダ症の臨床面 – 日本医真菌学会

※ 小児皮膚科 – 大木皮膚科

※ bikeriderlondon, Annivol, Dziurek / shutterstock