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朝6時から大行列! かに道楽の工場で行われる年末年始セールを知っているか

昨年のはじめ頃、大阪に住む知人に「かに道楽」の特売セールのことを聞いた。なんでも、毎年大みそかと元日の二日間限定で行われるセールで、大阪市大正区にあるかに道楽の「食品部」という、店舗ではなく、工場のような施設で行われるのだという。

大阪市内でもどちらかというとアクセスの悪いエリアなのだが、そんな場所で行われるにも関わらず毎年大盛況で、数時間行列に並んでようやく購入できるレベルの混雑ぶりなのだとか。知人によれば「スーパーで買うものよりカニが大きくて、解凍方法を詳しく書いた紙も貰えるから確実に美味しい蟹が食べれるのが魅力」だという。

その話をぼんやりと覚えており、今年もセールは行われるのだろうかと思ってマメにかに道楽の公式サイトをチェックしていたところ、12月中旬になって特設ページができ、2016年12月31日と2017年1月1日の二日間にわたって特売が行われるとのこと。

一体どんな雰囲気になっているのか、12月31日の方に行ってみることにした。結果、お正月から最高にうまいカニ鍋を食べることができた。2017年、良い年になりそうである。

カニを買うまでに大行列
販売時間は、大みそかは朝9時から17時まで、元旦は朝9時から13時までとなっていて、私は大みそかの方に行くことにしたのだが、朝9時前から並んだという知人からケータイで撮影した画像が届いた。

見ての通りの大行列である。知人は朝9時前から並び始め、10時半ごろにようやく販売ブースに入ることができたという。

ちなみにそれでも行列は例年に比べるとマシなそうで、昨年は朝9時から12時まで3時間待ってようやくカニを買うことができたとのこと。こちらがその2015年の大みそかの模様。「食品部」の駐車場に蛇行するように行列が作られている。

今年(というのは2016年末、2017年始のこと)は、かに道楽公式サイトのイベント特設ページ上でであらかじめ欲しい品を予約し、当日受け取れるという事前予約システムが用意されていたので、それが行列の短縮につながったようである。何を隠そう、私もしっかりと事前予約をして臨んだクチである。

近くのコンビニには「かに道楽の駐車場ではありません」の看板が
大みそかの昼下がり、JR大正駅に到着。大阪から環状線に乗って10分ほどの距離だ。

「かに道楽食品部」まではそこからさらにバスで15分かかる。このアクセスの悪さも、なんだか特別な場所に行くっていう感じがしてワクワクする。

バス停を降りると近くのコンビニの駐車場前にドーンと大きな看板が立っている。「こちらの駐車場はかに道楽の駐車場ではありません!」

このような看板が必要となるところからも、年末年始特売の盛り上がりぶりが伝わってくる。

道案内の看板に沿って進んでいく。

販売ブース入口に到着。

朝9時の時点ではこの前にズラーっと行列ができていたわけだ。すでに夕方近かった取材時には、待たずに販売ブースに入ることができた。

ブース内の様子。もう売り切れている品が多数ある。

それでも、「ずわいかに姿ゆで(500g)」が1尾1,200円、

「ずわいかに生むき爪(1kg)」が3,800円など、かに道楽お墨付きの質の高いカニがリーズナブルな価格で売られている。

スタッフの方にお話を伺うと、今日も一番早い人は朝6時から並び始めていて、人気の商品は昼前に売切れてしまうとか。例年、どちらかというと元旦の方が若干人出が少なく、欲しいものが買いやすい傾向にあるそうだ。

カニの旨味が鍋全体に行き渡り、シメの雑炊も美味い
さて、私も無事、事前予約していた商品を購入できた。

浮足立った状態で家に帰り、元旦に食べてみることにした。

購入したのは「かにすきセット(600g)」。4,500円で、かに道楽オリジナルの「白しょうゆだし」が1本付属している。

カニの脚、爪、腹が食べやすくハーフカットされた状態で入っており、解凍すればあとはそのまま鍋に入れるだけで極上の“かにすき”が楽しめるセットである。

また、「ズワイ生ポーション棒」約500gという、すでにむいてある身も1,800円で一緒に購入。こちらはさらに手軽で、殻をむく必要もなく鍋に入れてすぐ食べられる。

さてもう、ここからは自慢にしかならないのでさっと済ませるが、味が濃すぎず、絶妙にさっぱりとした後味に仕上げてある「白しょうゆだし」をベースに野菜を色々入れ、カニをドンドン入れでグツグツと煮ていったら、マズいはずはない。

カニの味も、言うことなし。カニの旨みが身の隅々まできちんと凝縮されている印象で、その旨みが鍋全体に行き渡り、すべての具材を美味しくしてくれる。最高!

食べ終えた殻がもったいなくて、しばらく鍋に入れてダシを取りたいほど。

そしてこれも言うまでもないことなのだが、雑炊にするとカニの風味が本当に濃く残っていて、いつもの鍋のシメの雑炊の3倍は美味しい。
値段を考えるとかなりお買い得だった気がする。

毎年近隣のお宅には特売のチラシが投函される
改めて、この特売について教えてくれた知人にコメントをもらった。知人は「かに道楽食品部」のある大正区に住んでいて、大正区の住民は、時期がくるとこの特売を知らせるチラシが郵便受けに投函されるのだという。

「今年は年始に親戚一同が集まるから、そこでみんなで食べる用に買いに行った。去年の正月は『ふるさと納税』で送られてきたカニとかスーパーで買ってきたカニを持ち寄って食べたけど、かに道楽のカニと比べたらめっちゃ小さかったから、今度こそは大きなカニを食べたいと思って並んだ。大正区に住む前はこのセールのことを知らなかったけど、大正区民には広告が配られるからそれで知って、今のところ毎年並んでる。来年もぜひ並びたい」

大正区民や毎年この特売を楽しみにしている人にとってはそれこそ初詣のように、風物詩的な感覚もあるみたいだ。味をしめた私は来年もまた絶対買いに行きたいと思った。かに道楽さん、今年の年末もぜひまたお願いいたします!
(スズキナオ)