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布団のかけすぎはダメ!「赤ちゃんの窒息死」を防ぐポイント5つ

小さな赤ちゃんがいるお宅では、寒くなってくると「風邪を引いたら大変」と、寝ている赤ちゃんにいつもより多く布団をかけてしまいがちです。でも、ちょっと待って! 実はそれ、0歳児の赤ちゃんにとっては、危険なことなんです。

消費者庁によると、0歳児の不慮の事故死は、8割が窒息死。中でも、寝ている間の窒息死がもっとも多く、その数は3割を超えます。赤ちゃんに布団をかけすぎることも、窒息死のリスクを高める行為の一つ。

今回は、消費者庁とイギリスの国営保険サービス『NHS』のサイトを参考に、寝ている赤ちゃんの窒息死を防ぐためのポイントを5つご紹介していきます。

 

■1:軽い布団をかけるかスリーパーを使用する

掛け布団が重いと、誤って顔にかかってしまった場合に、赤ちゃんは自分の力で払いのけることができず窒息する危険があります。掛け布団は、赤ちゃんが自分で払いのけられるように、軽めのものを使いましょう。

また寒いからといって、何枚もかけるのは重くなりすぎるのでNGです。

イギリスでは、赤ちゃんの窒息死を防ぐために、1歳になるまでは掛け布団を使わないように指導しています。掛け布団の代わりに使うのが、ベスト型の寝袋“スリーパー”。寝ている間に、赤ちゃんの顔に布団がかかる心配がないし、保温性もバッチリです。ぜひ活用してみてください。

 

■2:ベビー用のベッドや寝具を使用する

大人用の敷き布団やマットレス、枕などは、赤ちゃんにはやわらかすぎるため、誤ってうつぶせになった場合に、顔が埋まって窒息する危険があります。赤ちゃんには、窒息防止のために固めに作られた、ベビー専用の寝具を使うようにしましょう。

ベッドも大人用は柵がないため、赤ちゃんがやわらかい衣類などの上に転落して窒息する危険があります。ベッドはなるべくベビー用を使用し、常に柵を上げておくようにしましょう。

また、大人用のベッドは、ベッドと壁のすき間に赤ちゃんが挟まって窒息する危険があります。添い寝をしていて、一緒に寝てしまった大人の体で赤ちゃんを圧迫してしまうケースもあるので、十分に注意しましょう。

 

■3:寝ているときは頭や顔の周りにものを置かない

赤ちゃんは寝ている間も、けっこう動き回ります。このため、寝ている赤ちゃんの顔の周りに、タオルや衣類、ぬいぐるみ、またおしりふきやオムツなどのビニール類を置いておくと、それらが鼻や口を覆って窒息する危険があります。

特に、よだれかけをしたまま寝るのは絶対にダメ! ひもがほどけて首にからまったり、よだれかけがめくれて顔にかかり、窒息する危険があります。寝ているときは、よだれかけを必ずはずすようにしてください。

 

■4:1歳になるまでは必ずあお向けに寝かせる

うつぶせ寝は、窒息のリスクのほかに、乳幼児突然死症候群(SIDS)という原因不明の突然死の発生リスクも高まります。SIDSの予防法は確立されていませんが、あお向けに寝かせることによって、発症率が低くなるというデータが出ています。

 

■5:抱っこひもの中で寝ているときも要注意

赤ちゃんが抱っこひもの中で寝ているときにも、窒息の危険があります。抱っこひもを使う際は、なるべく赤ちゃんの顔をママの顔に近づけるようにきつめに抱き、赤ちゃんの様子をよく確認しましょう。背中に手をあてながら呼吸をチェックすることも忘れずに。

また、赤ちゃんのあごが赤ちゃんの胸にくっついた状態では、気道をふさいで息ができなくなってしまいます。気道をふさぐことのないように、あごの位置にも気をつけましょう。

 

いかがでしたか? 寒い冬は赤ちゃんが心配で、どうしても布団を多くかけたくなりますが、窒息死を防ぐためにも、服を一枚多めに着せて、布団は軽めのものをかけるようにしましょう。

抱っこひもの中でのねんねも、冬はママのコートや赤ちゃんの帽子などによって赤ちゃんの顔が見えづらくなります。いつも以上に注意して、赤ちゃんの様子を細かくチェックするようにしてくださいね。

(ライター 土田奈々子)