美レンジャー

炭水果物抜きにバナナ…「人気ダイエット法」をマクロビ目線で考えた

「痩せたい!」と常に思っているあなた。次々と出てくる新しいダイエット法に惑わされていませんか?

例えば、テレビで“これを食べれば痩せる!”といったダイエット法が紹介されると、その食材を求めてそればかり食べてみたり……。

しかし、マクロビオティックセラピストの筆者からすると「単品ダイエットは、体を壊さないかな?」と心配になってしまうこともあります。そこで今回、ブームとなったダイエット法のアリorナシを考えていきたいと思います。

 

■これだけは知っておきたい!マクロビの基本

マクロビオティックでは、食べ物を“陰陽”で考えます。簡単にいうと、“陰”は体を冷やす性質、“陽”は体を温める性質があるものです。

またその中間にあるのが“中庸(ちゅうよう)”で、なるべく中庸のものを中心に食べて、陰と陽のバランスを取ることが重要だと考えます。

“陰陽”と聞くとわかりにくいかもしれませんが、分類法はナトリウムやカリウム、水分の量など食材に含まれる成分からでも捉えることができます。

ちなみにダイエットの敵と思われている砂糖と肉類。砂糖については、極端に陰性である“極陰”、肉類については、極端に陽性である“極陽”と呼び、マクロビでは避けるべき食材と考えられています。

 

■バナナダイエットは体を冷やすことも…

“朝食にバナナだけを食べるダイエット”が流行しましたね。実践した人も多いのではないでしょうか? しかし、バナナは極陰の食材。つまり、非常に体を冷やしやすい性質があるのです。バナナが暑い気候の土地で採れることからも納得できるでしょう。

朝食にバナナを食べるとよいエネルギー源になるといわれますが、バナナばかり食べるというのはおすすめできません。

朝食はご飯とお味噌汁のような和食がベストです。

 

■りんごだけのダイエットではエネルギー不足に

“食事をりんごに置き換えるダイエット”も試したことがある人は多いでしょう。りんごはちょうど中庸にあたる食材。マクロビでも、りんごはよく摂り入れる食材です。

しかし、食事がりんごだけというのはエネルギー不足になりやすく、栄養素もバランスよく摂れません。食後にりんごを食べたり、おやつをりんごに変えたりするのはいいですが、カロリーを抑えるために“食事をりんごだけにするダイエット”はおすすめできません。

りんごはビタミンやミネラル、ポリフェノールが多く含まれており、便秘や中性脂肪、エイジングケアによいとされていますが、どんなに優れた食材でも“これだけ食べればOK”ということはないのです。

 

■炭水化物抜きダイエット

即効性がある“炭水化物抜きダイエット”。筆者も学生時代に炭水化物抜きダイエットの経験がありますが、起きたとき頭に血液が巡っていないような感覚がして、授業への遅刻や授業中に居眠りしてしまう日々が続きました。

それもそのはず。基本的に脳のエネルギーになるのは、体内の炭水化物が分解されてつくられる“ブドウ糖”だけなのです。

炭水化物によって太ることが心配な人は、白米を玄米に変えてみてください。マクロビでは白米ではなく玄米を使います。白米と比べてミネラルも多く、噛みごたえもあるので満腹感が得やすいです。

また白米よりも血糖値が急激に上がらないので、ダイエットに繋がります。白米と玄米を2:1にして炊くと、初心者でも美味しく食べられるはずですよ。

また、夜遅くに炭水化物を摂らないようにするのもよいでしょう。朝と昼にしっかりご飯を食べて、夕食時は控えめにしましょう。

 

リバウンドせずにキレイに健康的に痩せるには、次々出てくる斬新なダイエットを頼りすぎるより、和食を中心とした健康的な食生活を送り、適度な運動もするのが一番効果的!

マクロビオティックのメソッドは、栄養バランスの摂れた食事をするためのよい指標になるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。